I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第8章 二人の間で
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「亜子ちゃん!
こんなに早くまた会えるなんておばさん嬉しいわ~」
ついこの間会ったばかりだけど
歓迎してくれて嬉しい。
「これくらいの間隔で帰ってくれば
お父さんも喜ぶだろうな」
おじさんはいつも、お父さんの味方だ。
「今晩、泊まってくんだろ?」
「ううん…日帰りなの…」
お父さんは一週間前に退院して、今夜家族3人でお祝いする予定でいたけど
「あ…
僕が泊まる宿が予約取れなかったもので…」
挨拶を済ませていた課長がそう言うと
「そうなの?
今時季じゃあ、ちょっと難しいわよね…」
「そうだな…」
おじさんとおばさんが珍しく困った表情をする。
私の家に“一緒に泊まったら?”なんて
二人は絶対に言わない。
私の両親も、絶対に言わないだろう…。
だって
どんなに課長がイケメンだろうが
紳士だろうが
男は男だ。
誰もがみんな…
拓ちゃんの気持ちに気付いているのなら
今日は日帰り確定なのだ。