I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第8章 二人の間で
「拓ちゃんが作ったの?!」
「あぁ、旨いだろ?」
………びっくり…
いつの間に…。
「昔から練習してたんだけど
亜子が来る今日までに
完璧に仕上げようと思ってさ…」
………拓ちゃん。
「毎晩夜中にカレーばっかり作って
コイツまでカレー臭いったらありゃしない」
おじさんはそう言って茶化すけど
「拓ちゃん………美味しい。
すっごく美味しいよ…」
「………///
亜子が喜んでくれて…良かった…」
私のために………
頑張ってくれたんだね…。
「本当に…旨かった」
課長は完食し、そう言ってスプーンを置く。
「僕、カレー大好きなんですけど
今まで食べた中で………一番かも…」
課長にここまで言わせるとは
拓ちゃんの腕前、恐るべし。
「海翔さん…ありがとうございます。
亜子の…
おかげなんです」
………?
「俺が…
ここまで頑張ってこれたのは…」