I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第8章 二人の間で
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車に乗って私の実家に向かった。
今のうちに聞きたいことを聞かないと
すぐに着いてしまう。
「あの、課長…」
「俺は………」
…?
「亜子の上司として泊まるんだろ?」
………!!
「それはっ、まだお父さんに…」
「大丈夫………心配するな」
そう言った課長の横顔を見ていると
課長との距離がとっても遠くなってしまったような気がして
課長に触れたくて
課長の左側の腕に自分の腕を絡めた。
「亜子……?」
名前を呼んでくれたことが
すっごく嬉しくて
もっとこうして居たかったけど
お母さんが庭に出ているのが見えたから
課長の腕からそっと離れた…。
もう少し…
拓ちゃんの家からもう少しだけ…
遠ければ良かったのにと思ったのは
生まれて初めてだった…。