I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第8章 二人の間で
再びペンションの中に入って三人にお礼を伝える。
お母さんのことに関しては、おじさんもおばさんもびっくりしているようだった。
去り際に
「亜子っ」
拓ちゃんに呼び止められ
「仕事が終わったら………会えるか?」
課長の前で聞かれる。
以前なら何の躊躇も無く会っていたのに…。
「今日は………お父さんの退院祝いがあるから…」
「終わってからでいい、二人で話がしたい」
課長を置いては行けないよ…
泳いだ目が課長の目と重なった。
「せっかくだから行って来いよ」
………!!
「でも…」
「俺のことは気にするな…」
悲しそうに笑わないで…。
「亜子…海翔さんもそう言ってくれてることだし
9時に迎えに行くよ…」
「……わかった…」
拓ちゃんに誘われてるのに
気分が乗らないのはどうしてだろう…。