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数日後、翔太のお姉さんが部活の時間に私に会いに来てくれた。


翔太と翼は「後は、よろしくっ」と言ってカメラを持って部室を出て行ってしまった。



翔太のお姉さん、里美(さとみ)さんは今年の春に高校を卒業してすぐに隣街のアパレルショップの店員さんになったそうだ。


町の行事に参加した時に何度か里美さんとは話したことがある。


お洒落で綺麗で…女性らしくて羨ましい…。



「なんか亜子ちゃん、変わったね～」


「そうですか？」


「髪も伸びて、可愛くなった」


……///


……女性に言われても、こんなに嬉しいなんて…。



「亜子ちゃんもしかして…」


里美さんが私の顔を覗き込んだ。



「恋、してるでしょ？」



……///！！



「し、してませんってばっ///」



「照れちゃって可愛い～」



……///参ったなぁ…。




「どんな女の子になりたいの？」



どんな……？



拓ちゃんは…



どんな女の子がタイプなんだろう…。



でも…





「今までの男の子のイメージを


消したいです…」





私がそう答えると、里美さんからは予想外の言葉が返ってきた。