I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第1章 遠い記憶~亜子編~
「私は男の子みたいだって思ったことないよ?」
……え?
「亜子ちゃんは昔からいっつも笑っててキラキラしてて…
いっつも拓ちゃんって子と一緒で楽しそうに遊んでたよね~
小さい頃からお似合いのカップルって感じだったけど…」
……里美さん、そんな風に見てたんだ…。
「亜子ちゃんは顔立ちも整ってるし、手足も長いし
今、身長158くらい?
これからもっと身長が伸びたらモデルも夢じゃないっ!!」
私の両肩に両手をズッシリと乗せて力説する里美さん。
「いくらなんでも言い過ぎですって…」
「亜子ちゃんはどうして自分に男のイメージがあると思うの?」
それは……
“あんなの、女じゃねーよ
男だよ、お.と.こ”
……今でもよく覚えてる。
「私は外見は、中身から付いてくると思うけどなぁ~」
「中身から?」
「そう、亜子ちゃんに足りない物は…
素直になることと、自信を持つこと」
素直と、自信……?
……確かに、持ち合わせてないかも…。
「亜子ちゃん、告白してみたら?」
……へ?//
「だから好きな人なんていませんってばっ!//」
「いいからいいからっ!」
……告白なんてムリムリムリムリ!
「今回、亜子ちゃんに似合いそうな洋服を貸してあげるっ。
ヘアメイクも全てこの私に任せなさいっ!
可愛くなった自分を見て自信を持てたら
そのまま好きって言いなさいね!」
ちょ、ちょっと待ってよ~
強引姉さぁ~ん!!