I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第10章 初恋の結末
「ごめん……亜子」
「……」
「本当に、ごめん」
「……」
「もうしないから」
「当たり前よっ!」
「……」
亜子を……
一度でいいから抱きたかった…。
亜子の素肌に……触れたかった。
帰り道、必死で亜子に謝って
なんとか許してもらったけど
亜子に……今度はいつ、会える?
きっと亜子のことだから
またしばらく帰って来ないのかもしれない。
「亜子……」
「何?」
「あのさ……」
「だから、何?」
やっぱりまだ、怒ってる…。
ここは……吹っ切れた振りをするのがいいかな…。
亜子の家の敷地内に入ると
もう外の片付けは終わっていて誰も居ないようだった。
「俺達……幼なじみだよな?」
シートベルトを外してドアを開けようとする亜子に声を掛ける。
「……うん」
「これからも、ずっと幼なじみだよな?」
「……そう、だね…」
「また、俺を避けようとしたりすんなよ?」