I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第10章 初恋の結末
「拓ちゃんっ!止めてっ!」
亜子の両手を亜子の頭上で組んで
首筋にキスを落とす。
いつからこんな……
男を興奮させる匂いをさせてるんだ?
「拓ちゃんっ!いやっ、止めてっ!」
亜子の声はかすかに聞こえてくる…。
俺は……夢を見ているのだろうか…。
もう、現実なのか夢なのかわからないほど
亜子を愛しすぎて
俺は狂ってしまったのだろうか…。
亜子を両手で思いきり抱き締めたくて
亜子の手首を掴んでいた自分の手を
離した……
その直後だった---
“バッシーーン”
……!!!
「拓ちゃんの馬鹿っ!
どうしてこんなことするの?
好きな人が居るって言ってるのに……
酷いよ……こんなの、酷いよ…」
思いっきりビンタをされた俺の目に飛び込んで来たのは
亜子の大粒で沢山の、涙だった…。