I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第10章 初恋の結末
「俺の両親も、亜子の両親も
俺達が結婚することを
とっても楽しみにしてて……
亜子の親父さんなんか、俺達の赤ちゃんの椅子までもう作ってるんですよ」
「……」
海翔さんの表情を見ていると
この人も、亜子が大好きなんだろうと感じた。
海翔さんは長身で男の俺から見てもイケメンで、性格も良さそうで
嫉妬する反面、この人なら
亜子を幸せにしてくれるかもしれないと思ったのも事実だ。
それにしても
少し……やり過ぎた…。
海翔さんは一気に落ち込んだ様子だった。
だけど、それで海翔さんが身を引こうとするなら
それだけの気持ちだったってことだ。
もし、二人が終わるなら
俺にまだチャンスがあるかもしれない…。
こんなこと、亜子に知られたら
いよいよ嫌われちゃうな…。