I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第11章 好きと言えないまま……
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玄関を開けると、楽しそうな笑い声がリビングの方から聞こえてきた。
まだ、起きてたんだ…。
「ただいま~」
リビングに顔を出すと、お父さんと課長が二人でホタテの珍味をお供に焼酎を飲んでいた。
「なんだ亜子
泊まって来るんじゃなかったのかぁ?」
「泊まらないし」
「拓のことになると照れて
すぐ口が悪くなる……」
お父さんは酔っぱらっていて顔が真っ赤だし
スルーしとくのが一番だ。
「それより、お母さんは?」
「先に寝た」
「そ」
「亜子もこっちに来て飲むか?
拓と何話して来たんだ?
お父さんに教えてごらん?」
全く、厄介だ…。
お父さんは半分目を閉じてゴニョゴニョ言い出した。
「もう~~お父さん布団行って寝てよ~」
課長がクスクス笑っていて
恥ずかしい…。