I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第11章 好きと言えないまま……
気合いを入れて出勤した月曜日。
課長とは普通に挨拶を交わした。
課長も仕事をある程度まとめてきていたから
スムーズに…終わってしまった…。
それに、課長が宣言していたハード感は全く無くて
この日は不完全燃焼で定時に帰宅した。
火曜日も水曜日も木曜日も定時に上がれた。
こんなこと、入社してから初めてだ。
金曜日…今日も定時。
私はもう、考えるのをやめることにした。
他の社員も定時で上がってる人はいる。
定時で上がることがこんなに寂しく感じるなんて…
でも、気にしないで帰ろう…
会社を出て駅に向かっていた。
あ、スマホ…
デスクの上に置いたまま忘れてきちゃった…。
急な連絡なんて無いだろうけどまだ200メートルくらいしか歩いてない私は会社に戻ることにした。
そして---
ビルから出てくる二人の姿が見えた。
課長と、美花さんだった…。