I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第11章 好きと言えないまま……
まだ少し距離はあるけれど、確かに二人は私に気付いたようだった。
職場では見てきた光景なのに
会社の外では見たくない。
私は露骨に踵を返して走り出した。
やっぱり、そういうことだったんだ…。
美花さんが相手じゃ、敵うはずもない。
ハァッ…ハァ…
久し振りに走ると、苦しい…
駅に着く前に立ち止まってしまった。
すると、後ろから私と同じように呼吸の荒い人が近付いて来るのがわかった。
振り返ってみるとそこには…
……!!
「もうっ、貴方たち
いったい、何なのっ?」
……貴方…“たち”?
初めて見る……
不機嫌そうな
美花さんだった。