I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第11章 好きと言えないまま……
----------------
--------
「………………そういうことだから頼むな?
……っておい、聞いてるのか?」
……!!
「あ、あのっ、えーと…」
「ったく…どっから聞いてなかったんだ?」
「最初……から?」
首を傾げて答えると
「から?じゃないだろ…」
私の真似をする課長。
「……疲れてんのか?」
「……いえ」
課長と久し振りに二人きりだから
緊張しているのです。
本当ならば、美花さんが同行するはずだった仕事なのに
“私、急用が出来たから望月さん行って”
突然の、名指しだった。
ぜったい、わざとだろう…。
でも、このチャンスを生かしたい。
「課長……」
「なんだ?」
「一緒に…お昼食べてから帰りましょう」
「……なんだ、お前
腹が減ってて上の空だったのか?」
違うけど、
お弁当だって会社に置いてあるけど
「そうなんです、だから会社まで待てません」