I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第11章 好きと言えないまま……
課長は呆れたように笑いながら
私のチョイスした個室のあるお蕎麦屋さんに一緒に来てくれた。
こうやって向かい合ってご飯を食べるのは
いつ振りだろう…。
注文を終え、沈黙の中
緊張が高まる。
「大丈夫か?」
「え?」
「辛そうな顔してる」
「そ、そうですか?」
「蕎麦だからすぐ来るだろ」
「はい…」
本題を切り出せずに、天ぷら蕎麦が来てしまった。
本当言うと、胸がいっぱいで食べたくない…。
「どうした?早く喰え?」
「…はい、頂きます」
「変な奴だなぁ…」
課長はそう笑って
お蕎麦を美味しそうにすすった。
なんとか食べ終わると
「よし、戻るか」
課長が早々と立ち上がったから
「待って!」
咄嗟に課長の腕を掴んでいた。
驚いた表情で私を見下ろす課長。
「話したいことがあるので…
座ってくださぃ…」
心臓が飛び出そうだ…。