I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第11章 好きと言えないまま……
……おじさんが?
「嘘……
冗談よね?」
「……厨房で仕事をしていたら
急に倒れたみたいで……
さっちゃんがすぐ気付いて搬送されたんだけど……
そのまま、
目を開けることがないまま……
くも膜下出血…だって…」
……嘘…
ついこの間会ったばかりだし
元気だったし…
電話の向こうからは
他の女性の嗚咽のようなものが聞こえてきた…。
おばさん…?
「あ、亜子……おじさんとお別れする支度をして
すぐ帰ってきなさい?
お母さん…さっちゃんの傍に戻るから」
初めて耳にするおばさんの泣き声が
これは現実なんだと教えてくれていた。
「亜子……?」
優しくそう名前を呼んでくれたのは
私の大好きな課長で…
「拓ちゃんのお父さんが……
亡くなったって……」