I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第12章 笑顔が消えた日
「まだ…ほとんどの料理を店に出すことだって
認めてもらってないのにな…」
……拓ちゃん…
「親父…
死ぬの早すぎるだろ……
これから俺は…どうしたらいいんだよ…」
言葉が見つからない…。
私は何をしてあげられる?
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おばさんは葬儀の関係や手続きやらで忙しくしているせいか
なんとなく……大丈夫だろうと思えた。
だけど、拓ちゃんは…
葬儀が終わると部屋に閉じこもるようになった。
誰かと話すことも避けているのか
大半の時間を一人部屋で過ごしている。
私は初七日を終えた今日、帰ることにした。
課長や会社に甘えて一週間も休んでしまったから…。
それでも拓ちゃんのことを思うと
もう少しここに居たいのも事実だ。
私は複雑な気持ちで拓ちゃんの部屋に向かった。