I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第13章 約束の場所でもう一度
いつまでも
感傷的になっている場合では無かった…。
「なんでここに居るんだよ?」
私が帰ることをおばさんも、お母さんも話していなかったらしい。
話せば、余計なことするなとか言われると思って黙っていたんだろう…。
ついこの間、おじさんの四十九日で帰って来てたばかりなのに
また今日、私が拓ちゃんの部屋を訪れたから
相当びっくりしているようだ。
それにしても…
この間も思ったけど
拓ちゃん……痩せたな…。
「私、拓ちゃんと一緒に
ペンションやることにしたから」
部屋の窓を開けながらそう言えば
「……?
亜子、今何て言った…?」
ベッドの上で拓ちゃんは
読んでいた雑誌を放って起き上がった。
私は外の空気を吸って深呼吸をした後
拓ちゃんの方へ向き直る。
「約束の場所は…
私にとっても大切な場所なの。
だから……
もう一度、拓ちゃんに料理を作って欲しい。」