無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「……別に…」



「別にって…」




「別にただ、亜子は……


亜子は、男みたいなんだからスカートも化粧も似合わないっつってんの！」




……！！！




「ひ、ひどいっ」



やっぱり……今も私のこと

女の子として見てくれてなかったんだ…！！





「つ、翼と翔太は…

可愛いって言ってくれたもんね～」



……はっきりとは言われてないけど





「あぁそうかい、物好きな奴らだな」




「そんな拓ちゃんだって昔私にプロポーズした物好きだったんじゃないのっ？」



「あ～～～、そんなこともあったっけ～


すぅっかり忘れてた」



……！！



「まだガキだったし、プロポーズなんて

他の女の子にもしてたしね」



…なっ、！！



最低っ！！




……私だけ、本気にしてて


……私だけ好きで……



……私だけ約束を覚えてて……




「まさか、亜子……

ガキがしたプロポーズ本気にしてたんじゃないよな？」



……



「あ、当たり前じゃんっ…」



「あぁ良かったぁ～、俺は男と結婚する気無いからさっ！」




……！！





…。




…。





もう……言い返すのは止めにしよう…。



だって……



この数分で



沢山傷付いたもの…。




いくら私の強いHeartでも……




これ以上は、無理だ。