I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第1章 遠い記憶~亜子編~
望月亜子(もちづき あこ) 5歳
藍星 拓(あいぼし たく) 5歳
「亜子ぉ~」
「なぁにぃ~?」
「大きくなったら…僕と結婚してくださいっ!」
「……」
「亜子?……駄目、なの?」
「……またぁ?……」
「また?」
「……もうっ、これでプロポーズ何回目?
私と拓ちゃんが結婚するなんて当たり前でしょっ!」
「そ、そうだよな~//
亜子は藍星亜子になるんだよね♪」
「そうよっ!」
ませた私達はお隣同士、いわゆる幼馴染みで
小さい頃から二人でよく遊んでいた。
男の子みたいにヤンチャな私を好きだと言ってくれて
5歳で初めてキスをして
拓ちゃんは私にプロポーズを繰り返していた。
「じゃあ、亜子…また今日も約束して?」
「……?」
「将来、藍星亜子になるって約束できる?」
私は拓ちゃんのこと、大好きなんだもの…。
「もちろんっ、約束だよ」
小さな指を絡めて
何度も指切りをしたんだ…。