テキストサイズ

I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*

第2章 遠い記憶~拓編~




亜子のことを好きになったのはいつから?


……そんなの気付いた時には


とっくに、大好きだった。









小学生になるまでは


亜子がいつも忘れないように


何度もプロポーズもしたし


何度も“好き”って言って


何度もキスをした。









亜子は、そんなしつこい俺に



“小学生になるんだから、もう止めて!


次のキスは、拓ちゃんがおじちゃんのペンションの仕事をしっかりできるようになったらね!


拓ちゃんと私はずーっと一緒なんだから”






そう言ったのを



亜子は覚えているだろうか…。








亜子のことを男みたいだなんて思ったことは一度も無い。


亜子に興味を持つ男達には、亜子には悪いが

わざと亜子から遠ざけるようなことを言っていた。




そのくらい、


可愛くて可愛くて仕方なかった。




太陽のようにいつもキラキラと笑っていて



俺の傍に居てくれて


毎日が楽しかった…。










---中学生になるまでは…。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ