I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第3章 仕事と恋と。
彼は…
日向海翔(ひなた かいと)28歳
3ヶ月前に
私の恋人になった人。
入社したばかりの頃は、いつも怒鳴るし
けして褒めないし、笑わないし
大嫌い……いや、訂正。
……苦手だった…。
そんな課長がどうしてみんなに慕われているのか
誰も課長の悪愚痴を言わないのか、不思議でしょうがなかった。
飲み会にもほとんど参加せずに、仕事ばかりしている日向課長。
初めて飲み会で同席したのは昨年の忘年会だった…。
席が離れていたけど、課長は部下達に囲まれて
とても楽しそうにしていた。
あんな風に笑うんだ、と
意外な一面に私は目も耳も奪われていた。
そして、私がトイレに行って戻ってきた時
貸し切りの大部屋の中から聞こえた日向課長の声。
「望月の写真は才能があるとか無いとかじゃないんだよ……
なんていうか……
あったかいっていうか
心に染みるんだよな~…。」
素直に、嬉しかった…。
課長という人間に興味を持ち始めた私は…
この日に、
彼に告白をされることとなる。