I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第5章 星降る夜に願いを込めて
「わかった…
向こうに戻って上司に話してから……連絡する。
OKが出たらいい記事にできるよう頑張るね」
亜子は、笑った。
「「あぁっ!流れ星!」」
無数の星が俺達の上に降り注ぐ。
まるで…願い事をすれば叶えよう、と
言われているみたいだ。
「よしっ、祈ろう」
「拓ちゃん、何を祈るの?」
「商売繁盛に決まってるだろ?」
「さすが拓ちゃん♪」
俺は、まだ諦めたりしない。
少しずつ二人の距離を戻していけばいいんだ…。
「拓ちゃん?ちゃんとお願いしたの?」
「おぅ、こんなに沢山の流れ星が見れたんだから
俺の願い事、絶対叶っちゃうな~♪」
「応援してるからね…」
もしも、
本当に願いが叶うのなら……
叶えたい願いは1つだけ……。
どうか僕に……
亜子を返してください。