I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第6章 後悔と迷い
「愛想を尽かすなんて……」
「俺も、嫉妬は程々にしなきゃな…」
……え?
「明日…何時にそっち出る?」
「えーと、午前中にもう一度病院に行って
お昼には出ようかと…」
「わかった、気を付けてな」
「あ、帰ったら真っ直ぐ会社に顔出します」
「なんだ?急に敬語になって…」
「だって……仕事が…」
「お前の急ぎの仕事は全部俺が片付けたから
心配しなくていい」
「課長、すみません…」
「謝られる覚えはない」
「あ…ありがとうございました」
「いいえ、どういたしまして
その代わり…」
……その代わり?
「亜子が帰って来たら
抱きしめて離さないからな」
……!!
……///
「じゃ、もう遅いから早く寝るんだぞ?」
「……うん//」
「俺も、もう寝るから…おやすみ」
「おやすみなさい」
私は……
拓ちゃんとの距離が戻ったような気がして
浮かれていたのかもしれない。
この時……
課長の体調の異変に
気付いてあげられなかったんだ…。