I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第6章 後悔と迷い
間もなくして、美花さんが会社に戻って来た。
課長は、ただの風邪だったらしいが
熱が40℃近くあって今、点滴をして
眠っているらしい…。
今夜は入院して様子を見るそうだ。
「仕事が終わったら、
また様子見に行って来ます」
まるで課長の彼女のように美花さんは
そう言った。
---私が、彼女なのに…。
私が行きます、とは言えなくて…
課長と美花さんが親しいのはなんとなくわかったけど
私と付き合ってることを課長が話してないのなら
私も黙っておくべきだと思ったから
私は……自分の恋人である人のお見舞いに
行けなかった…。
なんだかんだやることはいっぱいあって……
私は誰も居ないオフィスで残業をすることになってしまった。
いつも傍に居てくれた課長が今日は居なくて……
寂しく感じてしまう。
私が思っていた以上に、課長は仕事を抱えていたに違いない。
私は、課長に甘えすぎていたんだ…。
美花さんが仕事を手伝ってくれたことも
私が気を遣わなくていいように
黙ってくれていたのだと思う。