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正反対な百合の花

第1章 まるで漫画のような

「おはよー!律」

真城律に向かって元気よく挨拶をするその女の子は七施桃(ななせもも)ちゃん。
どうやら真城律の友達のようだ。

他にも真城律に話しかける女の子が多くいて、とても信頼されている子なんだろうと思った。


女の子たちと挨拶を交わしながら、真城律は何やらこちらへと向かってくる。

私は特に気にするでもなく、ただ目の前の黒板をぼーっと眺めていた。


すると真城律が私の席の隣で足を止めた。

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