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正反対な百合の花

第1章 まるで漫画のような

「雛未さん、隣よろしく」

頭上から降ってきた真城律の言葉に耳を疑う。

…隣?私の?

顔をあげるとそこには優しく微笑む真城律の姿が。

「…よろしく」

改めて近くで見てみるととても綺麗な顔立ちをしていた。

茶色に染まった髪の毛は肩にちょうどつくくらいの長さで、凛々しい瞳がとても特徴的な子だった。


よりによって真城律が隣なんて…上手くやっていけるといいけど。

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