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正反対な百合の花

第1章 まるで漫画のような

始業式の時間か近づいてくると、徐々に教室に集まる生徒も増えてきた。


教室を見渡してみると、みんな特定の仲の良い友達と雑談しているようだった。

ちらっとはぐの方を見てみると、はぐは机に突っ伏して寝ているようだった。


「ねぇ」

意味もなく窓の外を眺めていると、隣の席の真城律が話しかけてきた。

「…何?」

なんかやたらと絡んでくるなぁ…めんどくさ。


面倒くさそうにしながら真城律の方へ振り返った。

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