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えっちマンション契約

第14章 類の仕事場で……

日曜日





「今日暇か?」
「はい」


柚香は、いつものように食堂で類と朝食をとっている。


横では竜司と不満そうな瞬斗が食べている。


「撮影でも見に来るか?」
「撮影……って、もしかして、モデルのですか?」
「あぁ」


(モデルの撮影現場なんてはじめて!行ってみたい!)


「行ってみたいです」


(それに、デートみたい。恋人契約したのにHばっかりなんだもん。ほんとの恋人じゃないとはいえ、少しは恋人みたいなこともしてみたいよ)


「悪いこと言わねえからやめとけ」
「えっ」
「竜司の言うとおりだよ~。絶対やめたほうがいいよ、柚香」


類はふん、と鼻で笑う。


「柚香、お前はどうしたいんだ」
「私は……」


2人の反応を不思議に思ったが……


「行きます」
「よし、じゃあ支度しとけ。すぐ行くぞ」
「はい」


類は微笑む。


(やっぱりかっこいいなあ……)


2人はため息をついて2人を見守る。


「あーあ、知らねえぞ」
「類のバカ~」


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