えっちマンション契約
第1章 管理人室
「はーいっ、どちら様?」
明るい男性の声だ。
「今日入居する川崎です」
「ん?あぁ〜、はいはい、聞いてますよぉ♪今開けますねー」
カチリ
マンションのカギが開いたようだ。
中の見えないその扉を開く。
「やっぱりきれいなマンション……どうしてあんなに安いんだろう」
「川崎さんですね」
柚香の前に、金髪の男性がニコニコしながら現れる。
「はい、あの……」
「あ、川崎さん、おまちしてました♪僕は管理人の和哉です、歓迎しますよ、1年よろしくお願いします」
和哉と名乗る男性は、柚香を数秒見つめるとニッコリと微笑む。
パーマのかかった金髪にシルバーのピアスに首元にはリングのついたチェーン、着崩したスーツ。
細身の身体にスラリと高い身長。
管理人というよりもホストか芸能人という感じだ。
(きれいな男の人、でもちょっと苦手なノリかも)
「では、このマンションについて説明しますね♪」
「はい、お願いします」
「ここはちょっと変わってるけど、楽しいとこだから、ね。すぐ慣れると思いますよ」
「はい」
「これが鍵ね、カードキーになってます。マンションの玄関と部屋、共通になってて、入るときにここを通すだけ」
「カードキーなんですね」
インターホンの下にカードの差し込み口があった。
「忘れたらインターホンを押してくださいね」
「はい」
1階から案内される。
「ここが管理人室です。奥は僕の暮らしてる部屋です。困ったことがあったら来てくださいね」
「はい」
エレベーターに乗る。
1人の男性とすれ違う。
「今日から引っ越しました川崎です、よろしくお願いします」
「……えっ」
男性は目を見開いて、軽く会釈をするだけだった。
それから、上から下までジロジロ見られた気がした。
「なんか、びっくりされたような気がしたんだけど……」
「大丈夫、川崎さんが可愛かったから驚いたんですよ、それに、女性の入居者は珍しいので」
「そうなんですか」
「ここは2階です。2階は住居と、みんなで過ごせる談話室があります」
「談話室もあるんですね」
談話室には大きなテレビやソファ、テーブルがある。
明るい男性の声だ。
「今日入居する川崎です」
「ん?あぁ〜、はいはい、聞いてますよぉ♪今開けますねー」
カチリ
マンションのカギが開いたようだ。
中の見えないその扉を開く。
「やっぱりきれいなマンション……どうしてあんなに安いんだろう」
「川崎さんですね」
柚香の前に、金髪の男性がニコニコしながら現れる。
「はい、あの……」
「あ、川崎さん、おまちしてました♪僕は管理人の和哉です、歓迎しますよ、1年よろしくお願いします」
和哉と名乗る男性は、柚香を数秒見つめるとニッコリと微笑む。
パーマのかかった金髪にシルバーのピアスに首元にはリングのついたチェーン、着崩したスーツ。
細身の身体にスラリと高い身長。
管理人というよりもホストか芸能人という感じだ。
(きれいな男の人、でもちょっと苦手なノリかも)
「では、このマンションについて説明しますね♪」
「はい、お願いします」
「ここはちょっと変わってるけど、楽しいとこだから、ね。すぐ慣れると思いますよ」
「はい」
「これが鍵ね、カードキーになってます。マンションの玄関と部屋、共通になってて、入るときにここを通すだけ」
「カードキーなんですね」
インターホンの下にカードの差し込み口があった。
「忘れたらインターホンを押してくださいね」
「はい」
1階から案内される。
「ここが管理人室です。奥は僕の暮らしてる部屋です。困ったことがあったら来てくださいね」
「はい」
エレベーターに乗る。
1人の男性とすれ違う。
「今日から引っ越しました川崎です、よろしくお願いします」
「……えっ」
男性は目を見開いて、軽く会釈をするだけだった。
それから、上から下までジロジロ見られた気がした。
「なんか、びっくりされたような気がしたんだけど……」
「大丈夫、川崎さんが可愛かったから驚いたんですよ、それに、女性の入居者は珍しいので」
「そうなんですか」
「ここは2階です。2階は住居と、みんなで過ごせる談話室があります」
「談話室もあるんですね」
談話室には大きなテレビやソファ、テーブルがある。