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えっちマンション契約

第4章 501号室

「さっきの女か、彼女じゃねえよ、ただの逆ナン女だよ、俺に嫉妬してんのか?」
「違いますっ」
「柚香」


類は柚香の頬に手を添える。
じっと見つめる。


「な……に」
「早く触れたかった」


類が柚香の唇に唇を重ねる。
マンションの1階で2人はキスをする。
数回唇を重ねるだけのキス。


(や、やだ、ドキドキしちゃう……)


類は柚香から目をそらさない。
抵抗もせず、ただキスを受ける柚香。


(きれいな瞳……吸い込まれそう)


「……さっきの女の人とはHしたんですか」
「してねえよ」
「……嘘」


類はニヤリと笑うと、柚香の口の中に舌を入れる。
柚香が戸惑っていると、類の舌が簡単に柚香の舌を絡め取っていく。


(何コレ気持ちいい……頭が溶けちゃいそう)


「……エロい顔」
「類さん……」


唇を離しても、また舌を入れてくる。
舌を絡めるたびに柚香は下着を濡らす。


(やだ、こんなことされたら、どんどんえっちな気分になる)


ふと、視線に気付く。
数人の住人が柚香と類を見ている。


「やっ、見られてる、こんなとこイヤ」
「あ?じゃあ部屋行くぞ」
「そういう意味じゃっ……もう帰りますっ」
「行くぞ」


2人はエレベーターに乗る。
類は5階を押す。
柚香が3階を押そうとすると、その手を掴まれる。


「ちょっと」
「……」


類が掴んだ手を舐める……
指も丁寧に舐めていく。


「あ……類さん?」
「……着いたぞ」
「ちょっと待ってください、ここ類さんの部屋じゃないですか、私帰りますっ」
「ああ?シたいんだろ」
「い、嫌……」
「はあ、なんで」


そう言いながら類は柚香を部屋に入れる。


(また流されてしちゃう、もう嫌……)


ふわり


類は柚香を抱き抱える。


(お姫さま抱っこだ、こんなの初めて)


そのままダブルベッドへ。








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