えっちマンション契約
第6章 402号室
学校
テニス部が終わって、柚香と朔弥は体育倉庫に残っている。
片付けや道具の整備は1年の仕事だ。
「ゆず、懐かしいな、こういうの」
「そうだね」
体育倉庫に2人きり、朔弥はこのチャンスを逃すまいと話しかける。
「ゆず、高校生になって大人っぽくなったよな、色っぽいっていうか」
「そ、そうかな」
(それは、色々経験してるから……)
「……ゆず、彼氏できた?」
「で……できてないよ……」
「本当?」
「ほんとだよ」
(Hはしてるけど、彼氏はいないもん……)
「あれから、1度も……?」
「うん」
あれからというのは朔弥と自然消滅してからだろう。
「サクちゃんは?」
「えっ、俺は……何人か付き合ったけど、本気になれたのは1人だけだったよ」
「うん」
「……初めて付き合った女の子だけだよ、その時は緊張して……いつの間にか離れてしまったけど」
「サクちゃん……?」
何人か経験して、もうあの頃みたいなヘマはしない、……そう心の中で朔弥が呟く。
経験するほど女の子が寄ってくるようになったし今は自信もある。
「ゆずは……?」
「えっと、あの……」
「俺のこと、忘れちゃってた?」
「忘れたことなんてない」
「ゆず、俺、ゆずとやり直したいよ」
「……」
「ゆずは……どう思ってる」
(どうって……こんなに犯されまくってるのにサクちゃんと付き合うなんて……)
「……私は……」
「困らせちゃったかな」
「あ……」
「でも覚えておいて、……これが俺の気持ち」
朔弥は柚香に顔を寄せると、軽く唇を重ねる。
(サクちゃん……キスしちゃった)
テニス部が終わって、柚香と朔弥は体育倉庫に残っている。
片付けや道具の整備は1年の仕事だ。
「ゆず、懐かしいな、こういうの」
「そうだね」
体育倉庫に2人きり、朔弥はこのチャンスを逃すまいと話しかける。
「ゆず、高校生になって大人っぽくなったよな、色っぽいっていうか」
「そ、そうかな」
(それは、色々経験してるから……)
「……ゆず、彼氏できた?」
「で……できてないよ……」
「本当?」
「ほんとだよ」
(Hはしてるけど、彼氏はいないもん……)
「あれから、1度も……?」
「うん」
あれからというのは朔弥と自然消滅してからだろう。
「サクちゃんは?」
「えっ、俺は……何人か付き合ったけど、本気になれたのは1人だけだったよ」
「うん」
「……初めて付き合った女の子だけだよ、その時は緊張して……いつの間にか離れてしまったけど」
「サクちゃん……?」
何人か経験して、もうあの頃みたいなヘマはしない、……そう心の中で朔弥が呟く。
経験するほど女の子が寄ってくるようになったし今は自信もある。
「ゆずは……?」
「えっと、あの……」
「俺のこと、忘れちゃってた?」
「忘れたことなんてない」
「ゆず、俺、ゆずとやり直したいよ」
「……」
「ゆずは……どう思ってる」
(どうって……こんなに犯されまくってるのにサクちゃんと付き合うなんて……)
「……私は……」
「困らせちゃったかな」
「あ……」
「でも覚えておいて、……これが俺の気持ち」
朔弥は柚香に顔を寄せると、軽く唇を重ねる。
(サクちゃん……キスしちゃった)