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えっちマンション契約

第1章 管理人室

「そうです。女の子は、男に迫られたら、セックスしなければいけません」
「そんなの、めちゃくちゃよ!」
「これがここのルールです」
「そんなの嫌!私ここを出ます」
「1日で引っ越すなんて寂しいじゃないですか、それに、ここは1年契約ですよ」
「なっ……」


(だからあんなに安かったんだ、しかも引っ越せないなんて)


和哉は最初と同じように微笑む。


「ただし、生理の時は断ることができます。住人とのセックスは1日1回までと決まっています。1年あれば余裕で全員できますね」
「全員って」
「1度に2人以上とするのはアリですよ」
「そんなっ、何がアリよ!信じられないっ」


(こんなえっちなことを知らない住人の人とするなんて……)


「これで説明を終わります。わからないことがあったら管理人室に来てくださいね」
「絶対行きませんっ」


柚香は服を直すと、管理人室を飛び出す。



急いで自分の部屋に戻ってシャワーを浴びる。



(初めて、Hしちゃった……こんあにあっさり奪われちゃうなんて……)

涙が流れる。


(でも、初めてなのに全然痛くなかった、気持ちよくて……私、Hなのかな)


シャワーを膣口に当てて、指で精液を掻き出す。

嫌な気持ちよりも、快感が強かった。
その事実が柚香を追い詰める。


(こんなの、嫌ぁ、早く何としても出なきゃ)


「うっ、うっ……ひっく」

精液が全て流れても、まだ中に男そのものが入っている感覚がある。

彼氏がいたことはあるが、ゲームをしたり手を繋ぐ程度だった。
いつかHは好きな人と付き合ったらするんだと漠然と思っていた。


(それなのにこんな簡単にしちゃうなんて…)



シャワーを浴びて、体をさっと拭いて、ルームウウェアを着る。
ふわふわのセミダブルのベッドに横になる。


(挨拶、憂鬱だな)


ゾッとしながら、柚香は吸い込まれるように眠った。

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