狂愛。
第5章 後悔。そして始まり。
「はぁ…」
今日も色々疲れたな…
女子からの視線が怖かった…
ってゆーか雨宮くん、“しぃちゃん”って行ってたな…
私も最初に“し”はつくけど人違いだよね…
げんに私は雨宮くんのことを知らない…
まぁ……どーでもいっか。
「それにしてもお腹すいたな……」
今、お母さんとお父さんは2人で海外に旅行行ってるし一人っ子の私は家でぼっちだ。
「可愛い娘を置いて2人で行くなんて…冷たい親だな…」
なんて独り言をつぶやいてたり。
ご飯作るの面倒くさいし…
「コンビニでも行ってこよーかな…」
私は部屋着のまま家を出た。
ーそして、
家を出たことを後悔することになるなんてこれぽっちも思っていなかった…。