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小春食堂【ARS】

第2章 カリスマブロガー【翔】

「ここか…」


その夜俺は、都内のとある閑静な住宅街にいた。

住宅と住宅にはさまれた、間口一間ほどの狭い路地。
奥へと石畳が続いている。


突き当たりに見える玄関から、あたたかな灯りがもれている。


「ここが、小春食堂か…」


俺は、石畳の路地の奥へと足を進めた。

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