テキストサイズ

Honey star

第3章 #3 彼の裏の顔

会話を聞いて鳴海の中で何かが崩れた。


由多加があんなに優しいのはそんなことがあったなんて知らなかった。


うつむいていると、焦れて来たのかチンピラの一人がスマホで誰かに連絡していた。


相手はどうやら由多加らしい。


「……あ?探してみるよ。わかった」


「なんだった?」


「さっきの女が来てないって言ったら、隠れてる可能性あるから探してみろって」


「逃げてる可能性もあるぞ」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ