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Honey star

第5章 #5 君の弱さ

「用宗も人のこと言えないよな」


「うるさい、舞阪行こう」


ニヤニヤしながら揶揄する千種を無視するかのように、穂積は由比の手を握って店を出た。


残された千種は残りのアイスティーを飲み干してから店を出た。

仕事に戻ってからしばらくたたないうちに一人の駅員がこんなことを聞いてきた。


「柏森さん、一宮さん何をしたの?」


今朝の連行された様子を見ていなかったのだろうか。
深いため息をつく。

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