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Honey star

第5章 #5 君の弱さ

「…ところで一宮由多加捕まったぞ」


「暴行未遂か」


「星崎に関しては未遂で終わってるが、余罪があるらしく警察が取り調べしてる」


最後のサンドイッチを食べ終えてため息をつく。


「しかし、とんでもない奴だったなぁー」


アイスコーヒーを一口飲んで頭を横に振っていた時、いきなり由比がやって来た。


「また、サボってる―」


「サボってないし」


口をヘの字に曲げて怒る由比に反論する。


「…サボりってどーゆー事?」


「用宗さん、昼休憩まだなのにこうやってサボってるんですよ」


由比の説明を聞いて千種は迷わず穂積を見る。

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