Honey star
第2章 #2 クールなライバル
翌日――。
この日千種は夜から翌日の勤務のため、遅めに出勤。
そこで見たのは由多加と仲良くしている鳴海の姿。
千種の姿を見た鳴海は手を振った。
「柏森さん今日は遅番なんですか」
「あ、ああ……ところでえらい仲良しだけど……」
「一宮さん、今日初めての案内業務だからいろいろと教えてたの」
戸惑いながら訪ねる千種に鳴海は由多加の方を見て説明した。
「柏森さん、今日は遅番なんですか」
由多加が驚いたような表情で聞き返す。
千種にしてみたらその言葉が神経逆撫でされたような気がしてならない。
二人に背を向け足早に事務所へと向かった。
「柏森さん、どうしたんですかね」
「さぁ……」
怪訝そうな表情で由多加は鳴海に聞き返すが、鳴海も何と答えていいかわからずにいた。
鳴海は由多加と別れた後、千種に向けてメールを打った。
『怒ってない?誤解してるかもしれないけど、あたしは一宮さんと何の関係もないから』
早番の駅員と交代するまでの間、千種は鳴海からのメールを呼んだが、返信はしなかった。
この日千種は夜から翌日の勤務のため、遅めに出勤。
そこで見たのは由多加と仲良くしている鳴海の姿。
千種の姿を見た鳴海は手を振った。
「柏森さん今日は遅番なんですか」
「あ、ああ……ところでえらい仲良しだけど……」
「一宮さん、今日初めての案内業務だからいろいろと教えてたの」
戸惑いながら訪ねる千種に鳴海は由多加の方を見て説明した。
「柏森さん、今日は遅番なんですか」
由多加が驚いたような表情で聞き返す。
千種にしてみたらその言葉が神経逆撫でされたような気がしてならない。
二人に背を向け足早に事務所へと向かった。
「柏森さん、どうしたんですかね」
「さぁ……」
怪訝そうな表情で由多加は鳴海に聞き返すが、鳴海も何と答えていいかわからずにいた。
鳴海は由多加と別れた後、千種に向けてメールを打った。
『怒ってない?誤解してるかもしれないけど、あたしは一宮さんと何の関係もないから』
早番の駅員と交代するまでの間、千種は鳴海からのメールを呼んだが、返信はしなかった。