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少女グレイスと森の魔女

第7章 夜の森のとばり

45『伝書』


グレイスはフクロウの様子をじっと見ていた。


そういえば、フクロウは生肉しか食べないんだっけ


クレアはお腹をすかせてはいないだろうか?


すごく鋭い爪

腕になんか乗せたらきっと腕は傷だらけになっちゃうわ



「あれ!?
このフクロウ、足首に何か付けてる」


「あれは羊皮紙かしら?」


「う〜、ん…」

グレイスは窓から外に身を乗り出して羊皮紙に手をのばす。


そして、バランスを崩して窓から落ちてしまった。


それを見たフクロウは驚いて翼を広げかけた。


「いたた…」

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