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経済財政愚問放談 その1

第12章 (経済論)韓国の今は、日本の近未来かも?

韓国は今、経済的に行き詰まっています

円安ウォン高で、輸出主導の韓国製造業が行き詰まり

李明博政権下で行われた米国TPAにより、農業が弱体化し、金融業がアメリカ資本に乗っ取られ、財閥の横暴とグローバリズムが混ざり有って、一説には非正規雇用が労働者の7割を越え、財閥系企業に就職出来ても、出世競争に破れた者は40代で退職だとか・・・

さて、これ等の事象は対岸の火事でしょうか?

日本も非正規雇用が増え続けていますし、TPPで農業弱体化もあり得ますし、金融(既に保険業界は外資にやられています、例・アフラック)やアメリカが非関税障壁等と言っている業界、通信・保険・医療等外資のやり方に無理矢理合わされる可能性が高いのです

安部政権は既に派遣労働法改正や農協改革や医療・経済特区など、アメリカの言いなりに「改革」を進めている様に見えます

「改革無くして景気回復無し」は本当でしょうか?

今の所、やらなくても良い余計な改革ばかりに個人的には見えます

農協改革は、下手をすれば農家の資金調達や販売経路を潰す可能性も有り、以前書きました様に、過度な競争原理を導入して各業界を潰し合いの泥沼に引き摺り込む気が致します

しかも、企業やグローバル資本や投資家の言いなりになって、コスト削減と称して非正規雇用を増やせば内需が縮小化し、アメリカ程人口が無い日本はあっと言う間に疲弊しかねません

アメリカがそれでも内需が有るのは、移民受け入れで人口が増やせるからです

しかし最近のアメリカも、移民が問題化して来ました

元から人種差別が多い国ですが、移民の人種が増えるに連れて、軋轢が物凄い事になりつつ有ります

日本にしろ、アメリカにしろ、韓国にしろ、本来は保護貿易にして内需拡大政策を採った方が、景気拡大に繋がる気が致します

これ等3ヵ国が経済的に発展した時期は、保護貿易体制でしたからね

キチンと保護すべき産業に関税を掛けて、自国の産業発展に力を注ぐべきです

アメリカの自動車産業が衰退した時期は、外国車に高い関税掛けたり、日本は自主的に輸出規制しました

そしたら、アメリカの自動車産業が回復したじゃ有りませんか?

そう言う事なのです

今のままの安部政権の経済政策では、日本は衰退して行く可能性の方が高いのです

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