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友達以上恋人未満

第1章 出会い






あ、こんな座り方しとったら


店員に変な目で見られるな、


もどろもどろ(笑)





そう言って彼は


すぐ正面の元の席に座った。





チャラいなー、気にくわないなーと思いながらも、




一度彼の手を握ると、



少し心も近く感じて、私は



緊張が少しほぐれてしまっていた。





完全に彼のペースだ。







この人は、こうやって女の子と


近づくんだ。







そう思いながらも、



彼のニコッと笑うときのシワや、


私の話を聞くときのくせのある相槌に、



親しみを感じていた。






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