テキストサイズ

ひざカックン

第6章 なついあお

僕はオレンジジュースを飲みながら二匹のナメクジがヌタヌタと絡み合う様子を眺めていた。

「とりあえず、この実験が上手くいくといいね」

と考え込んでいる彼女に言ってみた。

彼女は返事をしないかわりに

「…実験…実験ね、そうだ!実験してみよう」

と言い出した。



…この時僕はなんだか嫌な予感がしていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ