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ひざカックン

第3章 放課後の紫陽花


「ずっと…見てたの…?」

何も言えない僕に彼女は言った。

怒っている様子でもなく、慌てる様子でもなかった。

あきらめたような、寂しそうな…そんな言い方。

僕は黙って頷く。

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