山岸君と照井君
第7章 以上―――…。
当たり前だ!女子と僕とじゃ、頭の出来も違うし!!
女性特有な思考の複雑さもない!!
確かに…疲れてイライラはしてるが―――――…
僕の場合は単純な体の疲労だ!!
「――――…おい?山岸?大丈夫か?」
「何がだい!?僕は、大丈夫だ!!」
「ならいいけど…走って疲れたし…
そこのベンチに座ろうぜ…」
――――…う゛…確かに…
足が…だるい…
「しょうがないなぁ…」
「へいへい…」
ちょうど日陰のベンチ…
僕は、まだ少し怒りがあったが…
右側にいる照井君に免じて…許してあげなくも…なく…なく…ない?