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山岸君と照井君

第45章 うっかり―――……


「うゎあああああああ!!
岳心さん!いつから?!」



岳心兄さんは、宏樹にゆっくり歩みより…下から…睨み付ける…




「――――…ちょうど…

“嫌味チビスケ”……辺りかな?」





あ〜〜〜〜〜〜〜……



宏樹……やっちゃった…




「ほほ〜…クソ少年は…俺をそ〜〜〜〜〜〜んな風に…思っていたんだなぁ…

知らなかったよ…


しかし、立派なあだ名を頂いたからには――――…


その…“嫌味”とやらに…磨きをかけないと……


失礼にあたるのかな?」



ジリジリにじりよる岳心兄さんは、宏樹を追い詰める…




怖いよ…兄さん…


「しかも……

店名由来の……原因も…俺の嫌味だとは……


なるほど…そ〜言う考えも有るわけだ……



米屋め――――……


腹立つ!!帰る!!!」




岳心兄さんは、クルッと向き変え…帰っていった……




「あっ!!岳心兄さん?!何しに来たの?!」




ハッと我に返る岳心兄さんは、手にしていた紙袋を「ん!!」と、僕に押し付け!!



帰って行った――――…




「こっわ〜〜〜〜〜〜…って…何?それ」




僕がその袋を開けると…



熱海の温泉饅頭が出てきた…






「―――…旅行のお土産…」







そう言えば…

二人で、温泉に行くって…麟太郎さん…楽しみにしていたのを思い出す……





「米屋に悪いことしたかな?」




ラブラブの後の、障害で…またまた愛が深まりそう……




頑張れ!!二人!!






【ホントにEND】☆★☆★☆






ありがとうございましたm(__)m




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