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山岸君と照井君

第18章 正直な体―――……。




う―――…タバコ…臭い…


唇から…香り立つ…男の香り…



香水や…タバコ…


大人の――――…男!!



「いっ!やだ!止めろ!!」


僕は、力一杯!!麟太郎さんを拒絶した!



鳥肌が……増えていく――…



「あんな…ガキに…


眼鏡は…外しちゃ…ダメだよ…


眼鏡姿の……男に…


私は…興奮するんだから…」



「ヒッ?!」



僕は…麟太郎さんの強い力に…押さえつけられたまま…


床に…押し倒された!!



「―――…や…やだ…ヤダ…


麟太郎…さん…止めて…」



僕は、押し倒されながらも後退りするように…逃げる…



「苑君…私は――――…

ず〜っと…アピールしてきたんだよ?

なのに……君って子は…気がつかない…


頭いいのに……

勉強だけ…の…頭…でっかち君…」




舌なめずりをしながら…僕を追いかける…麟太郎さん…



怖い――――…怖い!!




「キス…もっとさせてよ…
眼鏡の君は…時折セクシーな顔をするから…


毎回…我慢するのに…苦労していたんだ――――…」



ベッドの脇まで…後退りしは僕は…



行き場が無くなり――――…



追い詰められた!




「……さぁ…私とも…キスを沢山しましょう…苑君…
親御さんには…秘密で―――…」





手が――――…延びてきて!!


僕の肩を掴む!!



引き寄せられ!!またしても!!唇を塞がれる―――…




気持ち…悪い!!



照井君の時は!!


こんなに気持ち悪くなかった!!




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