
山岸君と照井君
第25章 応援―――……
「ご…ごめん―――…明日から…
何て…言われるか―――…」
僕は、カバンとコンタクトの紙袋を床に落としてしまう…
『苑心!?苑心!!大丈夫だ、杉浦は!大丈夫だ!!
偏見は…無いみたいだし…』
「――――…」
杉浦君の気持ちが歯切れが悪く止まったが…
“偏見は無いみたい”
に、ザワつく気持ちは……冷静を取り戻してきた…
「―――…ほ…ホントに?」
『ああ…杉浦は、視野の狭い男じゃない…って事だよ…
苑心…強い見方が出来たと思うと…心強い!!ってもんだよ!』
そ…そうか…
そうなら……いい……
そうなら…
