山岸君と照井君
第38章 番外編①―――……
「私は―――――…貴方から離れませんよ――――…
殴られようが…罵られようが…
貴方が…結婚――…しようが…
私は、貴方が好きですし…愛しています……僕(しもべ)だと…伝えてありますよね?
なら…命令すればいいじゃないですか…
“女は抱くな”って……
そしたらバイはやめて…ゲイに専念しますよ?」
捕まれ…背丈的に見下ろされた岳心さんは…睨みを効かせながら……腕を振り払おうとする――――…
が…体格差が違いすぎる…
小柄な岳心さんでは…逃げられない…
「あ〜〜〜〜でも、私も男ですから…
目移りは見逃してください…
タイプの男は―――…目で追いかけてしまいます…
貴方も――――…そこは解りますよね…」
すると――――…手を振り払うのを止めた岳心さんが…下から俺を…睨み付ける
「知るか!!
俺は、俺だけを見てくれる人間にしか興味が無い!!
///だから!!
ロビーにお前が居るのも知っていたし!!コーヒー飲みながら!思いだし笑いしてるのも知っている!!
俺は!!!目移りはなんかしない!!」
「////なっ、、」
こ…この人は―――――…
何で…こう…
俺の愛を飛び越えて来るんだろうか…
今…俺は――――…この人の言う通り…
イライラに負け…
可愛い嫉妬を見逃した…
駄犬じゃないか――――――…