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風景画

第52章  雪月 ②




雨あがりに鳥が啼く

細く 高く



雫がひとつ 音をたてる

あなたへの

想いを綴る文字の上



滲みながら広がる惑い…



また

届けるあてなく

時の狭間に埋もれゆく







(了)



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