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風景画

第62章  初空月 ②




明け初めし東の空は

幾夜の夢の残り香か…



透ける光に目を細め

瑠璃色の海を心に描く



あなたに焦がれて 今

名を呼べば

湛える想いが堰をきって溢れだす







(了)



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